エジル、アーセナルへ移籍　本当に必要か・・・レアルの懐事情

アーセナルは移籍市場最終日である９月２日にレアルマドリードのドイツ代表ＭＦメスト・エジルを獲得したと発表した。

移籍金は６５億超といわれている。アーセナルはこれまでの移籍金に投じた最高額を更新。

今までの最高額はロシア代表の
アンドレイ・アルシャビン(ゼニト・サンクトペテルブルク)の１９億(当時)で大幅に更新した。

アーセナルは資金を隠し持っていましたね笑
もうひとつ驚いたのは、今までの移籍金に投じた最高額が１９億・・・よくあの戦力を保てるなあ
と改めてヴェンゲル監督の偉大さを痛感しました。

ただ、補強するポイントが個人的にはずれているなあと感じました。

アーセナルのスタメン

ＧＫ　　シュチェスニー

ＲＳＢ　サニャ
ＣＢ　　メルテザッカー
ＣＢ　　コシールニー
ＬＳＢ　ギブス

ＣＭＦ　ラムジー
ＣＭＦ　ウィルシャー
ＲＭＦ　ウォルコット
ＬＭＦ　カソルラ
ＯＭＦ　ロシツキー

ＣＦ　　ジルー

である。

最近復帰したフラミニ、アルテタ、チェンバレン、ポドルスキとＭＦがたくさんいます。
さらにエジルを獲得して、誰をスタメンから外すの？と思ってしまいます。
おそらくロシツキーが外れてしまいそうな感じがしますが・・・

逆にＣＢはスタメンのメルテザッカー、コシールニー、ヴェルメーレンしかいません。
ただでさえ毎年怪我人を続出させ、首位争いに参加できないアーセナルは
なぜここのポジションをおろそかにするのだろうか・・・

私が補強したらよかったのにと思ったのは、バイエルンのハビマルティネス。
バイエルンは今年大型補強して選手が余っています笑
６５億出せるなら取れたような気がします。

あとはＣＦ。フォーメーションが１トップなので、それほど必要ないかもしれませんが、
ジルーが怪我をしてでれなくなった場合誰が務めるの？
と考えると適任者がいないように思います。

ウォルコット、ポドルスキも一応ＣＦができますが、ボールをキープできるタイプでは
ないので、力強いタイプのＦＷがもうひとり欲しかったですね。

レアルがイグアインを放出する前であれば、ベンゼマあたりが獲得できたのではないでしょうか。

話を戻しまして、なぜエジルが放出されたのか・・・

それは誰でもわかるかもしれませんが、
ベイルの獲得資金の捻出ですね。

ベイルの移籍金は推定１３０億といわれています。高いですね笑
ベイルを獲得する前にレアルは、着々といい選手を放出しています。

レアル放出選手

　リカルド・カルバーリョ　　移籍金なし
　カジェホン　　　　　　　　非公表
　エッシェン　　　　　　　　レンタル終了
　カカ　　　　　　　　　　　移籍金なし
　イグアイン　　　　　　　　４８億
　アルビオル　　　　　　　　１６億
　エジル　　　　　　　　　　６５億

監督が変わった影響もあると思いますが、ここまで放出するのは珍しいですね。

移籍金以上に、
年俸分が浮いたのが大きかったのではないでしょうか。

個人的にはアーセナルとは対照的にしっかり人員整理をしたなという印象です。

レアル主要なＦＷ、ＭＦの入れ替わり

既存の選手
Ｃ・ロナウド
ベンゼマ
ディマリア
モドリッチ
シャビ・アロンソ
ケディラ

新加入
ベイル
イスコ
イジャラメンディ

放出
カカ
エジル
カジェホン
イグアイン
エッシェン

予想スタメン

ＧＫ　　ディエゴロペス
ＲＳＢ　カルバハル
ＣＢ　　セルヒオラモス
ＣＢ　　ペペ
ＬＳＢ　マルセロ

ＣＭＦ　ケディラ(シャビ・アロンソ)
ＣＭＦ　モドリッチ
ＬＭＦ　Ｃ・ロナウド
ＯＭＦ　イスコ
ＲＭＦ　ベイル

ＣＦ　　ベンゼマ

ＦＷがやや足りなくなった印象ですが、Ｃ・ロナウドがＣＦで左にベイル、右にディマリアとできるので、
問題なさそうですね。

エジルは、このメンバーに割って入れないこともないですが、
クラブにとって絶対に必要かと言われれば、ＹＥＳとはいえない。
だったら少しでも高値のつく選手を放出しようというところでエジルが候補に挙がったように思います。

エジル自身も自身がいながら、イスコという同タイプの選手を獲得してきたクラブに多少憤りを感じていただろうし、
さらにポジションの重なる可能性のあるベイルが入ったことで、移籍話が加速したのかなと感じます。

アンチェロッティ監督にとってはこのくらいの選手層の方がマネージメントしやすそうですね。
ただ、この戦力で無冠だったらと思うと怖いですね。

参考URL

http://www.siraida.com/team.php?team=arsenal