アギーレの戦略や性格、経歴は…！？日本代表監督に相応しいのか？

アギーレが日本代表監督になるかもしれないということで、

アギーレについて調べた上で、
日本代表に相応しいのか？ということについて考えてみました。


まずは、アギーレのプロフィール、経歴を紹介したいと思います。


「それはいいや」という方は、
どんな戦術？どんな采配をするの？


から読んで頂けたらと思います。

現役時代は興味がわかなかったので、これで終わります（笑）


監督経歴については、3つの節に分けました。
順を追って見ていきたいと思います。

監督経歴1

1995 – 1996 CFアトランテ

？

1998 – 2001 CFパチューカ

• 1998-99
  前期16位
  後期 9位
  


• 1999-00
  前期 7位 リギージャ 優勝✴︎
  後期16位
  


• 2000-01
  前期 4位 リギージャ ベスト8✴︎
  後期 6位 リギージャ 準優勝✴︎
  

2001 – 2002 メキシコ代表

2001-02
日韓W杯 ベスト16

一言メモ1

✴︎リギージャというのは、メキシコリーグの決勝トーナメントのことです。


アギーレがパチューカの監督に就任する前のシーズン（97-98）、パチューカは2部リーグに在籍していました。


昇格チームで1年目から結果を残すことは難しかったみたいですが、2年目には、リギージャで優勝しています。


急遽就任したメキシコ代表でも、ベスト16。


短期決戦には、強いという印象を受けます。

監督経歴2

2002 – 2006 CAオサスナ

• 2002-03
  リーグ12位
  国内カップ 準決勝敗退
  


• 2003-04
  リーグ13位
  国内カップ ベスト16
  


• 2004-05
  リーグ15位
  国内カップ 準優勝
  


• 2005-06
  リーグ4位
  
  国内カップ ベスト16
  UEFAカップ 1回戦敗退
  

2006 – 2009 アトレティコ・マドリード

• 2006-07
  リーグ10位
  国内カップ ベスト16
  


• 2007-08
  リーグ4位
  国内カップ 準準決勝敗退
  UEFAカップ ベスト32
  インタートトカップ優勝
  


• 2008-09
  リーグ4位
  国内カップ ベスト16
  UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16
  

一言メモ2

2002年から欧州で監督をなされています。

1回目のW杯での功績が認められ、招聘されたということでしょう。



オサスナはお世話にも「強い」とは、いえないクラブですが、

アギーレ体制になってから4年目でリーグ戦で4位という立派な成績を収めています。



同じリーグには、レアルマドリードやバルセロナといった世界一を争うクラブが在籍しているので、この「4位」という成績は、相当なものです。


その後、オサスナより格上である、アトレティコマドリードを率いることになりますが、
そこでも、良い成績を収めます。

監督経歴3

2009 – 2010 メキシコ代表

2009-2010
南アフリカW杯 ベスト16

2010 – 2011 レアル・サラゴサ

2010-2011
リーグ13位
国内カップ ベスト32

2012 – 2014 RCDエスパニョール

• 2012-13
  リーグ13位
  国内カップ ベスト32
  



• 2013-14
  〜
  

一言メモ3

2回目のW杯でもグループリーグを突破し、ベスト16。

と、一定の成績を残せていましたが、ここ数年は、成績が振るわず、そろそろ良い成績を残したいというところでしょうか（笑）

どんな戦術？どんな采配をするの？

端的にまとめてしまえば、

• カウンター戦術
  
• 激しい守備
  
• 全員サッカー
  

という感じです。

全体をコンパクトに保ち、強いプレッシャーをかけ、
カウンターを仕掛けるという戦術。


運動量が多くて、
相手に激しくあたる守備が特徴です。



メキシコ代表の選手は
日本人と同様に体は大きくないので、


日本代表にもこのような守備を取り入れることができれば、
代表の強化に繋がりそうですね。

選手の選出はどんな感じ？名前で選手を選ばないけど…ベテランが好き？

という感じでなかなかクセがありそうな模様です。



名前ではなく、実力やコンディションで選んだということであれば、
異議はないのですが、


日本でこれをやってしまうと、
メディア、サポーターが大荒れしそうですね。





ブラジルW杯では、細貝、中村憲剛が選ばれず、
「なんで？」という感じでしたが、


ドスサントスのメンバー外、エルナンデスのベンチは、


日本でいう、
「外れるのは、北沢、カズ、三浦カズ！」
レベルの衝撃ですかね！（ちょっと盛ってしまいました！）




メキシコ国内では、ベスト16という成績を収めながら、
大会終了後、選手の選出が問題になってしまったみたいです！



もしアギーレがロシア大会で主力級の誰かを外すようなことがあれば、
テレビで何回もそのシーンをみることになりそうですね。

アギーレはどんな人？

気性が荒い性格をされているようです。


パナマの選手を試合中蹴っ飛ばしたり、


レフリーの笛の音を口笛で再現したりと、


なかなかの荒くれ者。


いくら成績を出せたとしても、素行がよろしくないと、日本人には受け入れられづらいかもしれませんね。

アギーレは日本代表に相応しい？

アギーレを調べれば調べるほど、
マ⚪︎チェスターUの「The chosen one」と同じ臭いがするんですよね（笑）


成績とか、守備的な所とか、
選手選考が？？な所とか、
イライラして手を出してしまうところとか…


日本は強豪国ではないので、
意外と良い成績を残すかもしれませんけど。



個人的な意見では、
「アギーレはいい監督かもしれないが、日本にはあわないと思う…」
というのが率直な意見です。

• 中堅、弱小チームで結果を残せる
  
• 短期決戦に強い
  

という点では、日本代表が求めている要素とマッチしているのではないかと思いますが、
問題になりそうな点が2つあります。

1つ目の問題点

｢今までやってきたポゼッションサッカーはどうなるの？｣

ということです。


アギーレを監督にするということは、
今まで、積み上げてきたポゼッションサッカーを捨ててしまうことになります。



しかし、今までのポゼッションサッカーは
なんだかんだフィジカルの強い本田が前線でタメを作ってくれたからこそできたサッカーだとも思います。
（色々批判してしまいましたが…）


4年後、同じレベルの本田がいるか？というと考えづらいものがあります。


なので、思いきってショートカウンター
に変更するのはアリかなと個人的には思います。

両戦術のデメリットについて

カウンター戦術のデメリット

日本人は背が低くて、フィジカルが弱い。守備を固めた時に、相手のパワープレーに対応できず、跳ね返せない可能性がある。

ポゼッションのデメリット

前がかりになっている状態でパスをカットされると対応が難しい。

個人スキルの高いディフェンダーが必要とされる。





攻撃に関しては、両戦術そこまで差がでないと個人的には思いますので、デメリットのみで比較すると、


現時点ではカウンターサッカーの方が良いんじゃないかな思います。



日本人DFが相手のカウンターを個人の力で防ぐのは、厳しいということが、この4年間でわかったからです。

過去を振り返ってみると

成績が残せた年は、
2002年と2010年開催のW杯でした。


両方で共通するのは、
守備的、組織的なサッカーをしていたということです。



逆に結果が残せなかった2006.2014は、
攻撃的な攻めるサッカーをしていました。


本来は、
オランダみたいに両方できるハイブリッド型が理想ですが、


ブラジルW杯前の日本代表は、
基本システム4-2-3-1から4-3-3に変えただけで、
全く機能しなくなってしまいました…



そのような日本代表チームが臨機応変に戦術を変更できるか？
というと少し難しい感じがします。



カウンターチームとポゼッションチームを作って、
それぞれ選手を選出するというのが面白い気がするのですが、
そんなことはやってくれないだろうし…


結果が残せているカウンター戦術をもう一度採用するという選択は正しいような気はします。

でも、実は…

表面的には、
「戦術を変更してもいいんじゃない？」と思っているわけですが、


それとは裏腹に、
「数年我慢すれば…」という思いが私にはあります。


どういうことかというと、


下の世代では、
吉武監督が率いるチームがポゼッションで良いサッカーをしていたからです。



強豪国相手にボールを回して、
攻めている様が見られるのは、想像以上に楽しい！


これがフル代表でも見られたらな…
と思ってしまうわけです。


なので戦術に関しては、

次のW杯はショートカウンターの方が結果が出そうだけど、
さらに先を見据えるなら、ポゼッションが良さそう！
という結論に至りました…


なので、アギーレが監督になってカウンター戦術に戻すことは、
賛成でも反対でもありません！

2つ目の問題点

アギーレの素行の悪さです。

前述した通り、結構荒れそうな感じがあります。



今までは、謙虚で冷静な方が監督に就任されていたので、このことが問題にすらならなかったのですが、

アギーレは何かやらかしてしまいそうな感じがします（笑）



例えばですが、
試合中、日本代表監督が相手選手を蹴っ飛ばして退場になったとしたら、


日本のサポーターは、
日本代表を一生懸命応援しようと思いますかね…


「スポーツなんだから、そんなわけわからんことやってないで、正々堂々とやってくれよ」


と自分なら思ってしまいます。



勝てば良いという方もいるかとは思いますが、アジア予選とかの民度の低い行為を見て、

「よくそんなことするな…」と思いませんか？



日本が他の国に対して、同じような行為をしていたなら、

勝ちとか負けとか以前の問題で、

「恥ずかしいからやめてくれ」


と思うはずです。


アギーレはザックとかに比べると、このような行為を行ってしまう危険性があります。


なので、私は日本代表の監督には合わないんじゃないかなと思っています。




同じパフォーマンスでも、

マラドーナのヘッドスライディングとか
クロップのコケとか
シメオネのピッチ乱入抗議とか
ストイコビッチの革靴シュートとか


笑えるようなやつは好きなんですけどね。


例えば、こんなやつですね！
3分5秒くらいからクロップ監督のすばらしいコケが見られます！


この頃の香川は見ていて楽しい！

まとめ

• アギーレは、カウンター戦術を用いる
  


• 選手選考で物議をかもしたことがあるが、W杯では一定の成績は残せている
  


• カウンター戦術に戻しても問題はないと思うが、アギーレの素行の悪さが問題になるかもしれない
  

と、こんな感じですね。
監督になったらもちろん応援しますが、問題となるような行為はどうにか避けて頂きたいですね。