干し柿の作り方、干す期間はどのくらい？皮のむき方から完成まで

お隣さんから渋柿を頂いたけど、どうやって食べるの？
まあ、柿だしそのまま食べれるか・・・おおお苦っっっ！！！
という経験をされた方もいるかもしれません。

そのような方は、その柿を干してみませんか？
柿を干すことで渋みを取り除いてくれます。

以下では、
干し柿の作り方について書いていきたいと思います。

道具として用意するもの

ハサミ
紐を切るだけなので、普通のハサミでいいと思います。

包丁・ピーラー
柿をむく時に使います。裏技編の動画で使っています。包丁があれば、ピーラーはなくてもＯＫ。

ハンガー
これも必須ではありませんが、家庭で干す場合は便利なのではないかなーという物です。

紐
あまり太くないもので、柿のヘタに巻き付けやすそうなものがよい。
天候の問題があるため、紙でできたようなものは避けて、ビニール製のものを選ぶ。

鍋
柿を洗ったり、消毒する時に使います。

干し柿の作り方

まずは柿を水で洗います。注意点はヘタが取れないように洗うことです。
ヘタが取れてしまった場合は、くくりつけられるような棒を用意します。

柿の皮のむき方

柿のヘタの周囲をむきます。
周りの皮は、ヘタの付いている方から下向きにむいていきます。

裏技

裏技としては、ピーラーを使う方法です。
ピーラーをヘタの中心に持っていき、柿を回していきます。
３周くらいすると、綺麗にヘタの周囲をむくことができます。
ピーラーの方が余計な身をそぎ落とさずに済むので、いいかもしれませんね。

干し柿のつるし方

先ほどむいた柿を紐にくくりつけます。
ポイントは柿同士がくっつかないようにすること。

くっついてしまうとカビが発生してしまうためです。
柿の大きさの２倍くらいの距離を空けて、くくりつけましょう。



くくりつけるのを終えたら、ひもがくっついている状態の柿を
沸騰したお湯にくぐらせます。この工程によりカビが生えてしまうのを防ぎます。
だいたい５秒～１０秒くらいでさっと引き上げます。

干し柿を干す

干し柿を干す条件としては、

• 雨にさらされない


• 風通しがよい


• 日当たりが良い

日差しが強すぎると、黒く変色してしまうので気をつけましょう。
柿同士がくっつかないようにずらし、１週間ほど待ちます。

手で揉む

１週間ほど経つと、外側の皮が堅くなってくるので、
手で揉みます。この工程を加えることで干し柿になるのが早くなります。

ポイントはあまり強く押し過ぎないこと。
もし干している最中にカビてしまったら、その部分を取り除き、アルコールを吹きかけてあげることで、カビの拡散を防ぐことができます。

手で揉む２回目

１回目が終わってから２～３日後に再度揉みます。
２回目を行うことで中の渋みを取り除き、甘みを引き出します。

完成の様子

干し始めてから、２週間くらいで完成します。
２週間くらいですと、半生のあんぽ柿のような感じで仕上がります。

もっと乾いたやつが食べたいということであれば、
干し始めてから、１ヶ月くらいでできるようです。

備考

外に柿を干していると、カラスなどの鳥類に狙われてしまいます。
そこで防鳥ネットを張ってみるのもいいかもしれません。
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干し柿の効能

干し柿にすると、ビタミンＣこそ失われますが、βカロチンが増えます。
βカロチンは、生活習慣病の予防、ガン予防、アンチエイジング効果
（加齢による身体的機能の衰えを可能な限り小さくする）
があります。

おいしいし、健康にいいならたくさん食べよう！！
と考えられる方もいるとは思いますが、

食べ過ぎると、柿に含まれるタンニンの作用により、鉄が吸収しづらくなってしまいます。
適切な量としては、２個くらいがいいようです。

他にも、二日酔いにも効果があるようなので、飲みすぎた日に１つ干し柿を食べておくと、次の日が楽になっているかもしれませんね。