銀杏の食べ過ぎは食中毒の危険がある？適切な量は何個まで？

季節は秋へと変わり、銀杏が食べられる時期になりましたね。
食べ方は串焼きにしたり、茶碗蒸しにいれたりといろいろありますが、
どれもおいしいですよね。

そんな銀杏ですが、
実はメリット、デメリットのある食べ物であることをご存知でしょうか？

銀杏の特徴

銀杏は、イチョウの種子のことであり、私たちは、外の殻を割って中の身を食べています。中の身は緑色で、水分を吸うと黄色になります。柔らかくて、癖になる食感なのですが、苦味があり、嫌な臭いを放ちます。

銀杏は、加工することで、滋養、強壮、去痰、鎮咳作用があり、生で食べる場合には、去痰、殺虫作用があります。

ドイツでは、ギンコール酸５ｐｐｍ以下の基準を満たすイチョウのエキスが、医薬品として認められています。一方、日本ではというと、医薬品としては認めていません。

臨床試験の結果では、認知症、記憶、脳機能障害、末梢循環障害が改善したという結果も出ているようです。

黄葉したイチョウの木の下を歩いていると異臭がしますが、あれは銀杏が熟し、外の皮が悪臭を放っているためです。そのためサルやタヌキなどの動物は食べようとしないようです。

ここまでは、非常に身体にいい食べ物で何の非の打ち所もないのですが、
下記ではデメリットの部分を書いていきたいと思います。

銀杏の食べ過ぎは食中毒の危険がある？

銀杏を食べ過ぎた場合には、銀杏中毒にかかる危険性があります。どういった症状が起きるかとといいますと、痙攣、嘔吐、ふらつき、心拍数の増加があるようです。

これらは銀杏の成分であるメチルピリドキシンがビタミンＢ６の作用をさまたげることでビタミンＢ６の欠乏症状になり、起きてしまうようです。

厄介なことに子どもが発症しやすいようで、５歳未満には食べさせない方が良いとされています。

子どもの時に銀杏は苦くて不味いと思っていたのですが、本能的に感じていたのでしょうか。私だけかもしれませんが・・・笑

学校の給食では秋になると、ご飯と銀杏の混ぜご飯が配給されていたような気がしたのですが、大丈夫なんですかね・・・

１日当たりの適切な量は何個まで？

子どもは５粒
大人は３０粒程度のようです。

私は銀杏が特別好きというわけではないので、
３０粒食べることはないですが、
銀杏が好きな方は、結構現実的な個数ではないでしょうか。

それ以上に子どもは５粒でアウトですか・・・
平気で食べていそうな個数なので注意が必要ですね。

まとめ

銀杏の食べ過ぎは中毒になる可能性があります。
特に子どもは中毒になる可能性が大人よりも高いため、
回りの大人は見ていてあげないといけませんね。
自分の体調と相談しながら、ほどほどにしておくことが重要ですね。