クリスマスツリーの飾りの由来！モールが使われる理由は？

クリスマスシーズンになると、家族や恋人と一緒に過ごし、クリスマスをお祝いするというのが一般的な慣習となっておりますが、お祝いする理由については結構あやふやだったりしますよね。自分もあやふやです笑


私は、キリスト教徒ではないのですが、キリスト教について学ぶ機会がありまして、その中でも、クリスマスツリーにまつわる話がとても印象的でしたので、今回はその話をしてみたいと思います。

クリスマスツリーに飾っているモール

クリスマスツリーには色々な種類の飾りがついていますが、ぐるぐる巻いてあるモールに意味があることをご存知でしょうか？

モールは蜘蛛（くも）の糸を表していると言われていまして、聖書には書かれていない逸話からきています。

聖書には載っていない逸話について

まずは主な登場人物について確認したいと思います。



事の発端は、ヘロデ大王がイエスの誕生を聞きつけたことから始まります。


ヘロデ大王は、新しいユダヤの王（イエス）が生まれたという話を聞き、自分の王位が奪われるのを恐れ、


ベツレヘムやその周辺にいる、２歳以下の子供を皆殺しにせよという命令をしました。（ここまではマタイによる福音書２章１６節で記載されている）


夢で主の使いから、「エジプトへ逃げろ」というお告げを受けていたヨセフは、マリアと生まれたばかりのイエスを連れて、ベツレヘムからエジプトに逃げている途中、日が暮れてきたので、近くの洞窟で休むことにしました。


そこには、蜘蛛が１匹いました。


この蜘蛛は、イエス達に夜風が当たらないようにと、洞窟の入り口に蜘蛛の巣を張り、カーテンを作ろうと頑張ってくれました。


翌日、出発しようとしていた３人は、洞窟の入り口近くにいた追手であるヘロデ大王の兵士達の声が聞こえたため、洞窟に引き返しました。


ヘロデ大王の兵士達の会話は、



というようなやり取りが行われ、
兵士達は洞窟を通り過ぎていきました。

３人は蜘蛛の巣によって、追ってから逃れ、絶望的ともいえる状況を回避することができました。（完）

まとめ

イエス達は結果的に蜘蛛の巣によって追手から逃れることが出来ました。

その時の洞窟に張ってあった蜘蛛の巣が露によって光って見える様子から、クリスマスツリーに巻くモールはキラキラしたものを使っているようです。

自身が誕生した日（異論あり）に蜘蛛への感謝の意として象徴したものを掲げたんですかね。

個人的にはいい話だなと思いました。