塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆはなぜ人気！？生醤油と醤油の違いは何？

塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆはご存知でしょうか？販売が止まるほど、売れている醤油のようです。

醤油なんてどれも変わらないでしょ・・・と思っている私はさておき、なぜこんな売れているのか気になったので、調べてみました。

なましょうゆって何？

加熱処理がなされていないものを指します。

同じような言葉で生醤油（きじょうゆ）という言葉がありまして、

こちらは、他の調味料を混ぜたり、
薄めたりしていない醤油のことを指すようです。

キッコーマンから発売された
｢塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ｣という商品は、

わざわざ｢生しょうゆ｣と平仮名の名前を付けている事からも
加熱処理がなされていないものを指していそうですね。

キッコーマンのホームページを確認してみると、
加熱処理をしていないという意味の方でした。

生しょうゆと普通の醤油の違い

醤油の製造過程の中で、火入れというものがあり、

火入れをしているものが普通の醤油で、
火入れをしていないもろみを絞ったままの醤油を生しょうゆ（生揚げ醤油）といいます。

火入れしたもの、していないものの違いは？

醤油に火入れという工程を加えることで、

微生物を熱で殺菌する

色やつやを整える

香ばしい香りが増す

といった効果があり、微生物を殺菌することで、発酵を抑制し、変質しないようにしているため、生しょうゆよりも長く持ちます。

このように火入れをすることで多くのメリットを生み出します。しかし、デメリットもあります。

それは、加熱処理をすることで
もろみ特有の香りや風味が失われてしまうということ。

加熱処理をすることで、香ばしい香りが増す一方、本来の独特な味わいが失われてしまいます。

生しょうゆは、
独特な味わいを保つという点に特化した醤油のようですね。

塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆが人気なわけ

生しょうゆが人気な理由はいくつかあると思います。

１つ目は、生しょうゆが市販であまり販売されていない。（オンラインではいくつかあった）

「醤油　会社」で検索し、１ページ目でヒットした会社の商品一覧の中に生しょうゆという商品があるか確認したところ、ヤマサだけしかありませんでした。（２０１３・１１/２１現在）

２つ目は、単純に味がおいしいということだと思います。

調べる前は、特別な容器によって、１滴ずつ垂らすことできるため、無駄な塩分を摂取しないようにすることができるという点で評価されていると思っていました。

そうであるならば、お徳用のパックを買って、
醤油差しに入れ替えた方が利口なのではないかと・・・

しかし、生しょうゆと醤油の違いを調べてみて、それは少し違うのかなと思いました。

生しょうゆには、鮮度の問題があるため、保存することが難しく、そのため市販で販売されていなかったのだと思いますが、

キッコーマンが特別な容器を作ったことで鮮度の問題がクリアされ、生しょうゆを発売したところ売れた。

つまり単純に生しょうゆの独特な風味が消費者にうけたということではないでしょうか。
まだ、味を確かめたわけではないので、憶測になってしまいますが、私はそう思います。