カブトムシの捕まえ方！樹液が出ている木の場所を探せ！

カブトムシの捕まえ方はご存知でしょうか？

カブトムシにも色々事情があるようで、それを1つずつ紐解いていくと、

そこには、カブトムシの姿がきっとあると思います！！

まずは事情について少しずつ見ていきたいと思います。

カブトムシが生息している雑木林

カブトムシは、広葉樹林の集まる雑木林に生息しています。

それに対して針葉樹林には、

カブトムシの嫌がる成分が含まれているため、全く住み着きません。


なので、針葉樹林を避け、広葉樹の集まる場所を探します。


広葉樹と針葉樹林の見分け方ですが、木の葉の形である程度見分けられます。


針葉樹のマツとヒノキの葉
マツ

ヒノキ



針葉樹林の葉は先がとがっていて、細長いのが特徴。

いかにも「近寄るんじゃねーぞ！バカヤロー！」

と言わんばかりの攻撃的でツッパっている感じ。


こいつらをツッパリ系と呼ぶことにしよう。


広葉樹林のブナとミズナラの葉
ブナ


ミズナラ



広葉樹林の葉は平べったい形をしているのが特徴。

「木は皆、平等なのです！さあ、わたしのところへ！」

と誘われそうな天使の様な包容力を持つ丸っこく平べったい葉っぱ。


天使系と命名しよう。


カブトムシは当然のごとく、
威嚇してくるツッパリ系は嫌いなので、

何もかも包みこんでくれる天使系を選びます。

なので、私たちは、天使系で待ち伏せている必要があります。



カブトムシからしたら、「どこが天使だよ」と

ツッコミが入りそうですが、それは置いといて、

カブトムシを捕まえるためには、平べったい葉の木から探すということでした。

カブトムシが好む木を探す。

カブトムシは、ブナ科の樹液の出る木に集まります。

中でも、クヌギやコナラといった木が大好きなようで、よく集まってきます。



人間に例えるならマグロの中でも、大トロの部分を食いたいということですかね。

人間の場合は、
値段とか気にしちゃって、「やっぱ赤身で我慢！」とかしますが、

カブトムシは移動するだけですもんね。しかも羽ついてるし。

クヌギやコナラはどんな木？

以下がクヌギとコナラの写真となっています。

クヌギ

クヌギは、ゴツゴツした縦に深い溝が入っています。

幹の表面がやや、黒っぽく見えます。

コナラ


コナラはというと、こちらも縦に大きな線があります。

クヌギより凸凹の度合いが小さいです。


といった具合に別々に紹介してみましたが、

クヌギとコナラは、非常に似ていて見分けるのが困難です。自分はわかりません笑


ただ、幸いにもカブトムシは両方の木ともに好きなので、

見分ける必要はないんじゃないかなと思います。


見分けたい方はこちらのサイトに詳しく記載されているので、参考になさるといいと思います。

http://www.satoyama01.com/sagasou/sagasou03/sagasou03_1.htm

木を見つけたらどうするか？

クヌギ、コナラを発見したら、樹液がでているかを見ます。


樹液は、樹液の管を虫が散らかしてしまった場合に出るようなので、

みなさんが斧をもって木こりになるのはやめておきましょう！

では、樹液が出ていない場合はどうするか？

トラップを張ります。

1番効き目があると言われているのは、バナナを使 ったトラップで、

ストッキングに入れたり、木に塗ることで集めることができます。


作り方に関しては、いい動画がありましたので、参考にしてみてください。


簡単に説明すると、

バナナに焼酎と砂糖、ドライイーストをいれたものです。


やってはいけないのは、

樹液の出る木がある場所に、トラップを仕掛けてしまうこと。

本物の樹液よりうまいトラップは作れないので、

樹液の出ていない木に塗りましょう！



人間も、北海道産のタラバガニが用意されていれば、

わざわざカニかまぼこは食べませんよね？


まあ、中にはカニかまぼこ派の人もいるかもしれませんが…

自分はかまぼこには目もくれず、カニ1択ですね笑

カブトムシがいる場所は？

山が一番見つけやすいのですが、

自然公園、神社、河川敷、新興住宅地の雑木林にも潜んでいます。


自分は公園でゲットしたことがあります。（体験記を後述します）

カブトムシは夜行性

場所を見つけることができたら、次はいつ捕まえにいくか？です。


早朝3〜5時くらいの時間帯が活発に活動しているといわれているので、

この時間帯に捜索しに行くのが良いです。


昼間はというと、木の根や枯葉に隠れ、休んでいるといわれています。

なので、シャベルで土を掘ったり、枯葉を払うと出てくる可能性があります。


ただ、シャベルで掘って動かないカブトムシが出てきても、

「おい、おい、イモかよ笑」

という気持ちに自分はなります。



やっぱり動いているカブトムシと勝負をして、

（自分の予見した木の場所にカブトムシがきた、罠を張った所にカブトムシがかかった）

捕まえた時に大きな喜び、達成感が得られると思いました。

以前採取しに行ってそれほどうまくいかなかった失敗体験談

自分の場合、

カブトムシが飛んでいるのを公園で見かけたことがありました。


なので、21時にその公園の中の林に行き、蜂蜜を適当に塗り付けて置きました。

なお、木の種類、樹液の有無は確認しませんでした。



その後、一度家に帰宅し、4時くらいに行くつもりが、寝坊してしまい、

結局早朝5時半〜6時過ぎに塗り付けた場所に着きました。



すると辺りには、カブトムシの頭がたくさん落ちていました…

幸いトラップには、1匹だけかかっていました。



ポイントとしては、カブトムシがいるとわかっている場所に、カブトムシの餌を設置した所。

自分が仕掛けた場所の特徴は、比較的整備されている公園の中の林でした。



ぱっと見カブトムシがいるようには見えないような場所でしたが、

カブトムシを近くで見かけたという理由だけで決めました。


やはりカブトムシがいる場所だったようで、適当にやっても少しは捕まえることができました。

(木を蹴っ飛ばしたらポトッと落ちてきた。トラップ意味なし笑)



次に木の種類、樹液の有無を確認せず、適当に塗ってしまったこと。


先ほども説明させて頂いたように、トラップは樹液には、かなわないので、

近くに樹液の出る木があったのかもしれません。



もう一つは、到着した時間が遅かったこと。

カブトムシの頭が落ちていたということは、鳥も餌場としている可能性があります。

鳥が起きて来るよりも早く起きるべきでした。



最後に餌として蜂蜜を与えてしまったこと。


後々調べてみてわかったことなのですが、

蜂蜜はカブトムシの顎の部分を固めてしまうため、

餌が食べられなくなり、あまりよくないとありました。


蜂蜜が原因かはわかりませんが、

持ち帰ったカブトムシはすぐに死んでしまいました。

まとめ

• とがった葉ではなく、丸っこい平べったい葉の木を探す。
  
• 葉を見つけたら、幹に大きな縦線が入っているかを確認する。


• 縦線が確認できたら、樹液がでているかを確認する。
  
• 樹液が出ていない場合、バナナトラップを張る。


• 採集当日は、早朝3〜5時に到着できるようにする。
  
  

こんな感じですかね。

自分はたいした成果を挙げられたわけではないので、

説得力がないのがちょっと問題かもしれませんが、

少しでも参考になれば幸いです！